氷の形変わりゆく 体温の温もりと わずかな空気の震えの波によって 形作られた無限に広がる 円形の泡が
重なり合って浮かぶグラスの 底に沈んだストロベリーの ライムが集まって弾けた飛沫が 空気に混ざってサワー
クリームの手触りが 示した指先が 感じた昨日の思いは 夢の中でだけ生き生きとしていた あの音楽と言葉
もう1度だけ振り返らせて もう2度としないと 自分に誓った悪さ 手を伸ばしても離れていくだけ 頭の中で追いかける過去の
ドリーム思い出したのは まだそれに意味があるなら もう眠らなくてもいいから 顔を見せて柔らかく透き通った 僕だけの夜の色とりどりの光
傷だらけの僕を乗せて ここではない彼方へ連れて行って あの昨日見せてくれた優しい世界への 扉を開いて 手を引いて
ソファから立ち上がって 歩き出す外の世界へ 飛び出す気持ちで靴を履いて 夢の中で生きて
決めたのだからとやかく言うことはなにもない 不満はなく上る山は常に 目の前のことだけだった
全ては僕の生活からやってきた心だった 夢の毎日ではなかった 僕が決めた事だった
選んだのは昨日の音と詩の記憶か 選んだ左手が今日に続いている 花が咲いているのを見つめている それだけを見ていた
揺れる街灯にだって記憶はある 23時から始まるパレードに 繰り出す足音のリズム 曲がり角の先に待っている
新しい出会いは 真夜中の闇の中にだけ 隠された宝箱を開けるための時間 光っているのは影の中心 心の外へ飛び出す冬の夜のメロディ